2016年10月2日日曜日

エルモア・ジェームスが凄い!って言うのに理由は要らない。



パッと、その音を聴けば、剛腕投手のストレートボールに、これまた剛腕ヒッターがホームラン性のあるバッティングを想起させるような、あのスライドギター。。。
この"The Sun Is Shining"を聴いてみて欲しい。

まさに、鋼のような声と、ダイナミックなギターの音に身を任せるしかないほどに、魅力的である。昔、ブルース好き仲間と話してた時、「エルモアっていいよなぁ〜!ただ、全部一緒に聴こえるけど。(笑)」と、よく言ってたものだった。
まぁ、それは、"Dust My Bloom" でブレイクした為やとも思うけれど、この3連スライドギターのオリジネーターやからと思う。ロバート・ジョンスンの曲ではあるけれど、初めてアルバム1枚通して聴いた人なら、そう感じても仕方ないかとも思う。

この人の魅力ってのは、確かにこのスタイルが彼のトレードマークではあるけれど、
中には、タンパ・レッドの曲で、"Sho 'Nuff I Do"なんて、おっとりとした曲も充分に魅力的である。例によって、ブルースの歌詞ではありがちな、男と女の痴話喧嘩みたいなものではあるけれど、エルモアにしては、ほのぼのとした曲調で僕も好きな1曲である。

話が後先になって申し訳ないが、トップの写真は、"Whose Muddy Shoes"と言うタイトルが付いてはいるものの、ジョン・ブリムとのコンピレーション・アルバムでおそらく、エルモア・ジェームスと聞けば、このジャケットを思い浮かべる人も多いことだろうと推測できるぐらい有名なジャケットやね。
まぁ、ジョン・ブリムもこの中では、なかなかにイナタい曲を披露しているけれど、エルモアの曲と互い違いにコンピレーションされてるせいか、ホッとする時もある。
ニシキヘビのブルースってか?(笑)

閑話休題。

僕の持っているエルモアの中でも、前出の"Sho 'Nuff I Do"も入ってる、"Let's Cut It"と言うベスト・アルバムが一応名盤とは言われてるが、何せこの人の音源って凄く多いのは確かである。
  

ごく最近、入手した2003年の"King Of The Slide Guitar" と言って、
CHARLYという、イギリスのレーベルから出ていたものではあるが、3枚もので、1965年辺りから晩年に近い1975年ぐらいまでを年代別にコンピレーションしたものではあるが、
さすがに僕は、この3枚をiTunesには、入れていない。(苦笑)
パッケージの左上のシールに、かのブルース好きのビル・ワイマンが、「ストーンズが出て来る前は、エルモアはメジャーだった。」と、なんだか自慢げに記されている。
 こう言うブルースのコンピレーション・アルバムって、本国アメリカより、イギリスから
リイシューなり、コンピレーションなりを出すのって、イギリス人の方がブルース好きなのかもしれない。
秋の夜長に、エルモア・ジェームスを聴いてみるってのも、いいかもしれない。
その場合、すぐに飽きないことを祈ります。(笑)

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